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アーリープラス 710XF Dagger インプレ その3

タックル-tackle-

前回までの続きはこちら

アーリープラス 710XF Dagger インプレ その1

アーリープラス 710XF Dagger インプレ その2

 

 

☆デザイン

 

かなりシンプルなデザイン。ブラックのブランクスに白字でロゴや仕様が入っているだけ。
+の赤が映えるようにはなっているが全体的に余計な装飾もなくホントにシンプル。
ガイドを巻いてある所に赤ラインが入って控えめに特徴を出してはいる。

ブランクスに巻いてあるカーボンも横巻きというのか分からないが、よ~く見ると縞模様のようになっている。
シマノのスパイラルX?とかみたいな見た目が派手になるような巻き方ではない。

 

 

ロゴはロッドを構えた時に右側に配置されている。
なので右手でロッドを構えているとロゴが見えない。
自分から目線だとロゴも見えなくなるため、ホントにシンプルなロッドだなと余計に感じる。

グリップ周りは黒一色。

変な主張は一切ない。

 

派手なロッドが好きな人には物足りないだろう。
外見よりも機能美に重点を置いていると言ったほうがいいだろうか。
使ってみれば納得のいく使いやすさだ。

だからと言ってカッコ悪いとかではなく、要は好みの問題だろう。

 

 

 

★グリップまわり

最初に使った時にグリップがちょっと短いかなと思った。
今までのロッドが脇にはさめるくらいのグリップエンドだったのでそれに慣れていたせいか、脇までは届かない。
ちょっと違和感はある。

が、使ってく内に小場所で使うならこの長さのほうがキャストも、取り回しもしやすくなってきた。

変にキャストの時に自分の懐や手摺にぶつかる事がないし、気を使わなくてよい。

狭い橋脚の下とかも左手でグリップエンドを握って押し出す事もしやすい。
短すぎず長すぎずと言った感じだ。

慣れてくるとこちらの方が打ちやすい。

まぁ、この辺は好みが分かれそうな部分だ。

脇にはさめなくても、肘まではいかないが腕にあてることでそれなりの引きにも対応できる。
そういった部分でも短すぎないところがいい。

 

★ティップとブランクス

ティップが柔らかいというか入りこみが大きいと言う方がいいだろうか。
細いのにペランペランな感じではなく、柔らかいけどハリもある。
説明が矛盾してるが要は絶妙なバランスなのだろう。
魚がかかっても、やりとりに不安を感じない。

 

食いこみもいいと感じる。
ボラの微妙なあたりでさえ追い合わせが必要だがうまく乗せる事が出来る。

シーバスであれば小型のジグヘッドを使ったとしても、ほぼ向こう合わせで掛かる。(当然活性にもよる)

掛けた後も魚の動きに追従し、急な動きにも対応でき、主導権を握れている事を感じさせる。
ただし、ばらしがなくなるという事はあり得ないと思うし、当然、のらないバイトもたくさんある。

 

特にセイゴクラスに関して言うとティップは入り込むので、のりはするのだが、そのあとの反発力が思ったより強いせいか、セイゴ程度のパワーだとそのままにしているとティップの反発力が勝つため、ロッドを倒してしまうとすぐにラインが緩む状態になる。

なので、速効で巻いて来る感じでないとばらし易い。

 

まぁこれは自分がバーブレスを使っているせいもあると思うが、要はセイゴクラスでは、はっきり言ってオーバースペックであるという事だ。

思った以上に大型に対応出来るロッドだと思う。

自分の腕がないので他のロッドより乗りやすいとか、ばらしにくいとか、はっきりと言えないが、硬いロッドよりかは力を加減しやすいのでそういった意味では、ばらしにくいと感じる。

 

掛かってから、ラインを引きすぎず緩めすぎずの状態で保っていると、それだけで魚がグングン寄ってくる。
余計な力を入れて無理に引っ張ったりするとばれるので「魚と綱引きをしない状態」を保っているだけでロッドが確実に仕事をしてくれる。

この状態を保っていればエラ洗いされてもほぼバレない。

 

「魚と綱引きをしない」感覚でやり取りをするようになってから圧倒的にばらしが減ったのと、だんだんとシーバスとのやり取りの仕方がわかってくるようになった。

これを感じる事が出来たのもこのロッドのおかげだと思う。

これは、魚とのやり取りの基本なのかもしれないが、もしこれが、柔らかすぎるとなかなか魚が寄ってこない。
硬すぎるとティップが戻りやすいのでテンションが抜ける瞬間ができやすい。
この「魚と綱引きをしない」感覚を感じるのに丁度よい柔らかさとハリなのではないかと感じた。

運河でのフッコクラスならば余裕のファイトができる。

まぁ余裕と言うと誤解を受けるかもしれないから、楽しんでやり取りする事が出来ると言ったほうがいいだろうか。
魚とのやり取りが楽しめて、且つ不安を感じさせないという意味での余裕のファイト。

 

まぁ、当然ドラグは使うわけだが、だいたいフックが曲がらない程度の強さに調整しておけば、50UPくらいからは、いい感じでファイトを楽しめると思う。

 

巨ボラ(といっても運河筋のボラなので50cmくらいが平均)や巨マルタ(50~60ちかく)などは相手ではない。
今のところシーバス60UPでも、まだ余裕がある。

ただし、春シーズンしかやっていないので秋シーズンではどうかは未知数。

はたから見ていると結構な弧を描いて見えると思うが、やり取りしている本人には十分余裕がある。
それだけしなやかで、バットパワーがあるという事だ。

当初、ブランクスの細さにちょっと心配だったが、まったく不安なく使えている。

が、一度、湘南の境川で大型のエイらしきものを掛けてしまったことがあるが、このときはさすがにどうしようもなかった。
小型のエイならたぶん問題はないと思う。

 

つづく

アーリープラス 710XF Dagger インプレ その4

 

 

 

 

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